2007年9月22日土曜日

ハイテク授業

今日は書く事があまりないので、大学の事を書きたいと思う。最近つくづく考えるアメリカの大学の授業と日本の大学の授業の違いについて。

今回紹介したいのは、iclickerという商品。iPod関連のモノか!?と思うかもしれないが、これは大学業界で最先端の技術である。思い浮かべてほしい。大学の大教室で、教授が問題を生徒に出す。はたして、教授は生徒がどれだけの割合で正解したか把握できるだろうか。普通は把握できない。ただアメリカという教育の先進国では、これを可能にする、おもしろいものを取り入れている。それがiclickerである。これは教授が生徒に問題を出す時に役にたつ。これでは説明が悪い。生徒が授業中に問題を答えるためにあるものである。

簡単に考えれば、クイズミリオネアのオーディエンス。生徒がオーディエンス。先生がpowerpointで問題を出す。それと同時に、アプリケーションによるタイムリミットが表示される。生徒はスライドを見て、四択の中から答えを見いだし、手元のiclickerのAからEのボタンを1つ押す。たいていの場合、制限時間は一分。
そして、一分後。グラフが表示される。そこには生徒の選んだAからEまでの選択肢の割合が表示される。これはまさしくミリオネアであるというしか言いようが無い。そして、その後解答が表示される。正解すれば、1clicker pointがもらえるという仕組みである。もちろんこれは成績に反映される。

この授業システムの良いところは、生徒との相互コミュニケーション、生徒の緊張感の維持、ちょっとした遊び心であると思う。はっきり言って、この授業の間は気を抜けない。真剣に授業を聞こうとするし、ある意味楽しい。また教授も生徒がどのあたりを理解してないのかを素早く理解できる。日本では考えられない授業である。

この授業のハイテクさはこのiclickerだけでは終わらない。この授業だけでなく、数学の授業でも、宿題はほとんどオンライン。つまりインターネットで宿題をやることである。インターネットで解答し、それをインターネットで提出する。

こういうシステムを日本の授業にも取り入れれば、少なからず良くなるのではないかと思う。生徒がもっとやる気を出すし、楽しんで学ぶ事ができる。
もちろんデメリットもいろいろあるけれども、これは有効かつ便利であると思う。日本で大学教育の質が問われている中、こういうシステムをいれれば、何か変化するのではないかと思う。


留学というものでしかできない日米の教育の比較。これからもやっていきたい。

4 件のコメント:

nepal さんのコメント...

さすがNY。リッチモンドでは宿題をリスに届けてもらうんだよー笑(ウソ)

chigi さんのコメント...

クリッカー、オリエンテーションで使ったわ~!
授業によっては使うらしいけど、俺の授業は使うやつ一個もないわ(笑)

キサバニー さんのコメント...

シラッチモンド
それきゃわいいな笑 リスにチップでも渡さなあかんやん。

chigi
オリエンテーションでか笑 次のセメはあるんちゃうー?☆大教室限定やけどな これ

yuki さんのコメント...

1clicker point-なんかかわいいな。笑
俺らもあるんやろか?まだ見た事はないけど…名前BAMA clickaerとかなってそうや。
とりあえず何にでもBAMAつけとけーって感じやし!笑