2008年11月19日水曜日

ビジネス専攻

今になって、ビジネス専攻の意味をよく考える。

外大にいた頃は、英米語学科。つまり、英語を専攻。
留学先のここでは、Business administration 専攻。いわゆるビジネス専攻だね。今になって色々考える。なんでBusiness 学んでるんだろう。英語もBusinessも方法論じゃない?

例えば、自分が起業したいと思う。英語は武器になる。ビジネスの知識も武器になる。でも、何が売りたいか、何の企業を創りたいかという問題は、この二つからは導きだせない。つまり、何がやりたいかは自分が学校で学んできた事の中では見えないのではないかということ。マーケティングがやりたい。それはどういう事か。新しい価値を創るために戦術を立て、市場に商品を導入していくことがやりたい。新しい価値とは?戦術とは?その商品とは?自分に問いただす事でその先が見える。自分はこういうものを売りたい。それで世の中にこういうインパクトを与えたい。そういう事を考えるべきだなと思う。だから、最近自分の興味を探っている。一体自分は何がしたいのか。

現在思いついているのが、デザインと環境。どちらも消費財を扱う企業にとって大切なもの。
なんで、この二つ?デザインについては、デザインが次の時代の鍵を握るものだと思っているから。自分が今からデザイナーになれるとは思っていない。なれたら、なりたいけど。しかし、デザイン力がある製品を売りたい。もしくは、広告とか、パーケージのデザインに関われたら幸せ。デザインは人の心に直接訴えかけるものだから。
環境においては、やはり自分が田舎で育った事が大きい。森やキレイな湖が好き。
便利さと自然の偉大さのどっちかを取るとしたら、間違いなく自然を選ぶ。都市なんて行きたいないのが本音。便利なのはわかる。だけど、自然は失いたくない。そういう思いが強くなった。
けどこれだけでは、だめ。自分は車売りたいのか、シャンプー売りたいのか、雑誌を売りたいのか。何屋さんになりたいのか。

現実味の無い話をしよう。生活雑貨屋さんになりたい。ただ思いつきの発想だから、夢でもなんでもないけど。けど、おしゃれ生活雑貨を売ってみたいとは思う。

一度、前にも書いた事かもしれないけど、友達と大阪のオシャレインテリア家具屋に行った。そこで家具屋の家具のセッティングがなんで、家の中にいるようにセットされているかなんとなくわかった気がする。よくあるじゃん?ダイニングのテーブル、周りに椅子、上には電気なんて。これはきっと買う消費者にその家具を買った後の光景を想像させるために、また彼らが想像するためにセットされたのではないかと感じた。現に欲しいと思った椅子を見た時、自然と自分の部屋と照らし合わせていたから。もしこれが売り手の戦術だとする。聞こえは悪いが、買ってもらうためにああいうセットを作り上げたとする。それならば、売り手がそれに対してのビジョンや思いを持っていなければならない。そうでないと、買い手に伝えるものないでしょう?

この考えから言うと、好きな物を売ると言う事に関しては間違ってないと思う。興味のないものに関してもそう。けど、ただ好きってだけじゃだめだろね。それに対してVisionを抱く必要がある。ただ、好きなものだけを売っていける世の中でもない。だから、あらゆる物、サービスに興味を抱いて、意見を持っていかなければならないのも事実。

食わず嫌いにならず。がんばりたい。
視野を広げようと思う。



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