2008年12月10日水曜日

人2.0

最近「人」について考える。

ここんとこ、中国人を中心にいろんな国籍の人に助けてもらったり、楽しんだりする事がよくある。また、この前、Thanksgivingと時にアメリカに長く住んでる人にも仲良くしてもらってる。
感謝したいと思う。

アメリカ合衆国は、ある意味、「人2.0」の国であると思う。
2.0はweb2.0から引用した言葉であり、何かの二世代目を示す。つまり、一世代目に比べ、一歩進んだという事。つまり、人2.0は、ここでは人1.0の一歩進んだ人であることにする。人1.0とは、自分のような日本で20年間育ち、外国人を外国人としてでしか見れない人。自分だけかもしれないけど、日本には結構いるんじゃないかな?

TomoくんとShihoちゃん。こっちに長く住む日本人。Thanksgivingを彼らと過ごしてて気付いた事。彼らは不思議な人たちだ。英語と日本語を巧みに使い分け、二つの文化の間に生きている気がする。そんな彼らを見ている時に気付いたのは、自分が古い人間であるように思うこと。英語は話すが、nativeレベルではない。日本で学んだレベル。かなり日本人。日本人の枠から離れ切れていない。それはそれで悪い事ではない。日本に20年間も住んでいたらそりゃそうなる。けど、時代の流れが自分に彼らが新型で、自分が旧式というような印象を与えた気がする。
アメリカという国は不思議な国だ。
アメリカには比較的、歴史的文化なんてものはない。移民の国だから。けれど、移民たちが彼らなりに作り上げた今見える文化である。世界中からの移民で、数々の問題があっただろう。よって今、アメリカの都市で見られるのは、様々な人種と価値観や歴史が混ざり合った結果であると思う。それこそがこの国の文化である。

もし、Globalizationという概念が今後100年でどんどん広がっていくのならば、アメリカの文化というものは、その時代の流れに合っていると思う。ヨーロッパもEUとして、国単位ではなく、国の集合体として動いている。ヨーロッパにはまだ足を運んだことはない。しかし、ヨーロッパもアメリカと同じ様に文化と文化がぶつかり合い、尊重しあった跡が残っているはずである。そういう国は強い。今後世界舞台でで生き抜くために必用なものが何かを彼らは知っているに違いない。

田舎の人が東京にいって、自分が田舎者である事に気付き、東京で生きるために順応していく過程に似ていると思う。世界がこの先どんなものを見て行くのだろうね。

月曜日に韓国人にお世話になった。
宿題が分からなくて、聞いてたらとても親切に教えてくれた。
「Tomoyaはいいやつだから」って言って丁寧に何の躊躇もなく助けてくれた。
中国人たちにも優しくされている。グループワークでアメリカ人にもかなり優しくされた。

国を意識するのはもう古い価値観なのだろう。
そう思った冬のひとときでした。

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