2012年3月11日日曜日

<読書>the upside of irrationality


スティーブジョブズの本を読んでから、この本を読み始め、
ようやく読破!やっぱり、洋書は読むのに時間がかかる。

著者はDan Arielyさん

行動経済学の大学教授だったと思う。少年時代に全身の70%ぐらいを大やけどした経験を持ち、その経験をも交えながら、行動経済学について、興味深い事例を説明してくれている。

例えば、大企業のCEOに与えられる莫大な額のボーナス。それらは成果等によって、与えられているものだが、その効果はどれほどあるのか。まったく効果がないわけではないが、
実証するため、インドの小さな村で実験を行う。いくつかの簡単なゲームを被験者にしてもらい、成功すれば被験者の数ヶ月分もの報酬がもらえるというゲームを実施。結果は、もらえる金額が高ければ高いほど、被験者は報酬を意識しすぎ、緊張し、良い結果を出せなかった。(ここでは、簡単に説明してますが、本当はもっと詳しく書いてあります)

他にも面白い行動経済学の事例がいくつかあった。
IKEA効果=自分で完成させたものを過大評価してしまう事象、等。

著者自身の経験談も混ぜつつ、イメージが湧きやすく、非常に読みやすい作品。
洋書を読むならオススメ。






2 件のコメント:

chigi さんのコメント...

「IKEA効果=自分で完成させたものを過大評価してしまう事象」
今、IKEA家具組み立て終わったばっかだったからあるあるだったわwww

キサバニー さんのコメント...

何買ったの?w