2013年2月4日月曜日

アートと音楽

週末、東京都現代美術館(MOT)へ行って来ました。
二度目でしたが、前回より面白いテーマだったので、かなり惹きつけれられました。
テーマは「アートと音楽」。アートと音楽を組み合わせて作る芸術が様々な形で展示されていました。その中でも感銘を受けたのは下の2作品。

1)「Variation」というセレスト・ブルシエ=ムジュノさんの作品



視覚的にも綺麗ですが、聴覚的にも癒されます。丸いプールに浮かべられた何枚もの皿。
一箇所に少しだけ水の流れを人工的に作ることで、全体に皿が流れ、皿同士がぶつかり合う。その時に響き渡る音がなんとも神秘的。流れは人工的に作られたものといえども、自然の音。癒されました。

2)「VINYL」という八木良太さんの作品


氷で作られたレコードの作品。常温で再生すると、氷が徐々に溶け、初めは普通に聞けていた音楽が、段々ノイズ混じりに変わっていくというもの。普通のレコードと違い、湿度や温度などの環境によって、溶け具合が変わり、音が常に変化するので、全く同じ音など存在しません。また、レコードが溶けてきて、ノイズが増える中、かすかに聞こえていた音楽が徐々に消え去っていく瞬間はとても儚い。選曲もオードリー・ヘップバーンが歌う「Moon River」という曲も味があって良かったです。レコードが溶けきった時、なぜか泣きそうになりました。Youtubeに動画があったので、興味ある人はぜひ御覧ください。

やっぱり、現代アートはいいですねぇ。東京都現代美術館は電車一本でいけるので、また行きたいと思います。

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