何が正義なんだろうね。
事の発端はグラウンドゼロで有名なワールドトレードセンター跡地近くにモスクとイスラム教センターが建設されるというお話。
当然「イスラム教=タリバンとかアルカイダ」ではないけれども、あの事件で家族や友人を失った家族や被害者の人の視点で考えると、それらを容易に連想させてしまう。
わざわざ、グラウンドゼロの近くに建てなくてもいいじゃないか。。。
でも、モスクやイスラム教の建物をマンハッタンのど真ん中に建設することに反対するのは、宗教の自由に反するし、もし政府や州が建設を反対した場合、自由の国、アメリカでは大きな問題になりかねない。
モスクの建設で話題の街、ニューヨークは他のどの街とも違った、独特の雰囲気を持つ街。移民が作り上げた街で、足を踏み入れた際に多種多様な文化や国が溶け込み合ってるのを肌で感じる事ができる場所。
そんな街だから、街中にモスクがあったって、別に驚きはしない。むしろマンハッタンにあれほど大きなチャイナタウンがある方がビックリする。
でもここで問題なのが、グラウンドゼロとの兼ね合い。
善良なイスラム教とアルカイダとはまったく関わりのないものだとしても、残念な事にイスラム教はテロを連想される言葉の一つだと思う。事件は極々一部の過激派?の人らによって起こされたものだから、善良なイスラム教徒もある意味、被害者なのかもしれない。(友達に熱心なイスラム教徒がいるけど、彼らは皆良い人です)ただイスラム教事情に詳しくない人からすれば、連想してしまうのは自然かもしれない。モスクがグラウンドゼロから見えないし良いじゃないかとか、アメリカ国内からお金が出てるから良いじゃないか、とか色んな意見があるし、その土地の所有者はその土地を自分の好き勝手に使える権利はあると思う。
ただ、議論の中心が遺族や被害者の感情なだけに、一概には言えない問題。
今後の進展に注目したい。
2 件のコメント:
もしつくるなら、グラウンドゼロとモスクが隣接することで過去ではなく未来を見ようみたいな、平和の象徴になってくれるような考え方になれたらいいですね。
それでこそ、多民族国家アメリカやな。排他的にならずに、そんな良い案を探ってほしいね〜
初こめんとあざーす
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