6月1日、相撲を初めて観に行きました。ちなみに写真は白鵬vs.日馬富士の披露相撲です。垣添という力士の引退式の後の披露相撲だそうです。モンゴル人同士です。日本人の横綱はいつ観れるのでしょうか。
さて、相撲とは関係ありませんが、仕事の話をします。
現在働いている会社はグローバル企業の日本オフィスです。日々、インドやシンガポールのオフィスと連絡を取り合って、仕事を進めています。日本オフィス以外のチームメンバーはアメリカ人、インド人、中国人と様々な国籍の人がいます。そんな中、実際聞いた事はありませんが、日本法人のメンバーとインド人の給料を比較すると日本人の給料が高いそうです。日本の物価水準が高いというのも一因としてあるかもしれませんが、同じ仕事をしているのに彼らと比べ比較的高い給料をもらっているのには少々疑問を頂きます。人件費の事を考えるとコストが安い方が会社にとって良いはずです。しかも最近のインド人は非常に優秀です。じゃあ、我々、日本オフィスのメンバーの存在価値は何でしょうか。また、日本法人の一人として、インド人に対してどう差別化することができるか、それを考えて仕事をする必要があるのかなと思います。
じゃあ、会社はなぜ敢えて国際的にも高い給料を我々に払うのでしょうか。それはやはり、大きな理由として、日本市場を舞台にするにあたっての、日本人であることの優位性です。当たり前ですが、他国の人に比べると優位性はあります。例えば、クライアントと同じ日本語を話せますし、日本の市場や経済、文化をよりよく理解しているという点です。また、より大きな視点でみれば、日本は世界でもアジアでもまだまだ重要な市場だと認識されていることもあると思います、
では、日本市場が今までほど魅力的でなくなったらどうなるのでしょうか。外資会社は日本に投資する必要がなくなり、グローバル企業の中での日本人が持っている優位性なるものは消ゆくと思います。そこからが、本当のグローバル社会です。完全にドメスティックな日本企業で日本人とのみ働く会社で働く分には全く関係がないかもしれませんが、グローバル企業だとそうはいきません。特に利益を出していないときは、どうなるか想像したくありません。
では、その時どうするか。それは日本人であることの優位性を持っている今のうちに自分の付加価値をその優位性とは別の分野で培う事だと思います。例えば、高度な分析力、百戦錬磨な交渉力、人を動かすプレゼン能力、誰もが持たぬような想像力、等でしょうか。そういうある種の「仕事の質」で差別化していかないといけないと思います。留学時代にも感じましたが、海外の人は日本人が思う以上に勤勉です(同時にテキトーでもありますが)。だからこそ、その事を意識して、もっと質にこだわって、仕事をしていきたいと思います。
1 件のコメント:
友哉には是非、「現場力」も付けて欲しい。現場の方の働き方や考え方、お客様の考え方や行動様式を実際の現場に足を運んで、見聞きして欲しいな。グローバル経済の中に置いて、共通している事の一つが「物事はデスクの上ではなく、現場で起こっている」という事だから。現場を知っている人間は絶対に強いと思う。友哉の分析力や繊細に物事を捉える強みに、そういった部分を加えると、より成功出来ると思います。頑張ってな。
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