2009年6月13日土曜日

本の中のNYC

久しぶりに行った京都の本屋。

2時間ぐらいは滞在したかな?
色んな本を読んで楽しんでいた。

けれども、ふと突然泣きそうになった。
タイトルは忘れたけど、イギリス人が書いたニューヨークシティについての本を読んでいたら、NYCの写真がいくつかあったからだ。その本は外国人から見たニューヨークについて細かく書かれていて、興味をそそった。だから手に取った。そこには紛れもなく、ついこの前居た地下鉄の駅の写真がいくつかの文章と共に本の中に存在した。つい先週まで、そこにいたなんて本当に信じられない。逆に、今もそこにいるのではないかと密かに願う。けど、残念ながら今はブログを書くために留学前と同じ様に机に座って、コンピューターを触っている。

ずっと長い夢を見ていたような気分だ。すべては夢で、何もかも実際には起こらなかったと、そんな不思議な感覚。今では、あのNYCは写真か記憶の中でしか存在しない。周りを見渡したり、神経を尖らせても、遠くに光る湖と静かな日本の空間が広がり、そして湿った空気の匂いがする。それも悪くはない。けれども、あの、人で溢れ、クラクションが飛び交う街はどこにもない。あの地下鉄の汚さも、夜に響く列車の轟音も今では本当に懐かしく思う。

だから悲しいし、泣きたくなった。
朝起きたら、夢を見ていた事に嘆き、なぜか起きた事に後悔する、そんな感覚だ。きっとニューヨークに魅せられた人は皆、そう思うのかな。見た目はあまり良くないけど、不思議と心地良さもある。また、何かチャンスや夢を感じさせる都市。ロサンゼルスとはまったく違う場所。

自分の気持ちが間違ってなければ、本当にまたそこに戻りたい。
いや、戻ってやる。

と、そんな気持ちの夜でした。

2 件のコメント:

satoshizzle さんのコメント...

キサバニーは今なにしてんの?

井上くんも年中は大阪に居ますので、今年もよろしこ

キサバニー さんのコメント...

今は、滋賀でのんびり。

おお、了解。ことよろしこw